EBSの決算の結果
2020年7月30日エマージェントバイオソルーションズ(ティッカーシンボル:EBS)の2020年第2四半期の決算発表がありました。
EPS | 売上 | EPSガイダンス | 売上ガイダンス | 判定 |
1.98 (0.64)🆗 | 3.947 (2.97)🆗 | N/A | 4.35 (3.89)🆗 | 🆗 |
2020年度のガイダンスは売上:15.50億ドル(アナリストの予想:13.30億ドル)。2020年第2四半期の結果はEPS、売上ともにアナリストの予想を上回りました。来期、年度のガイダンスもアナリストの予想を上回りました。コロナ環境下でも売上が前年同月比で+62.3%。翌日の終値は+14.66%。
売上が伸びた主な要因は炭疽菌ワクチンの製造販売が激増しているからのようですが、これは今後しばらくコロナ系ワクチン製造で忙しくなるから、炭疽菌ワクチンを事前に作って納品したということかもしれません。
EBSの今後の見通し
現在、多くの新型肺炎関係のワクチン開発会社とワクチン製造の契約を締結しており、今後しばらく幾つかのポジティブニュースが期待できます。ワクチン製造を依頼している開発会社は、ジョンソンアンドジョンソン、アストラゼネカ、ノババックス、ヴァックスアート、など。しかし、ワクチン開発が成功するかどうかは分からず、全滅した時は株価は下がると思われるため、ジョンソンアンドジョンソンが第3相の臨床試験に入った段階で株を売り始め、3相の結果が出る前に、大半又は全ての株を売ったほうが良いかもしれません。
実際に決算後に出たニュース(追記)
- 2020年8月4日 Novavaxの1相の臨床結果が良好と発表。EBSが製造を担当。
- 2020年8月5日 ジョンソンアンドジョンソンが1億回分のコロナワクチンの開発をアメリカ政府から受注。10億ドルを超える契約になるらしい。2億回分追加される可能性もあるらしい。製造はEBSが担当。8月5日の終値は、決算発表のあった日(7月30日)の終値(97.02)から4営業日で134.46まで上昇。+38.59%。
懸念点
ナルカン関係(新型肺炎とは無関係)で訴訟をかかえており、6月に敗訴して株価が90ぐらいから70ぐらいまで下がりました。控訴していますが、判決によっては再び暴落する可能性があります。新型肺炎のワクチン開発が全滅すると株価は落ちる可能性があります。
追記
2020年9月に全株売却。
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