AMDの決算の結果
2020年7月28日AMD(ティッカーシンボル:AMD)の2020年第2四半期の決算発表がありました。
EPS | 売上 | EPSガイダンス | 売上ガイダンス | 判定 |
18 (17)🆗 | 1.93 (1.86)🆗 | N/A | 2.45-2.65 (2.3)🆗 | 🆗 |
2020年度のガイダンスは売上:8.39億ドル(アナリストの予想:8.88億ドル)。2020年第2四半期の結果はEPS、売上ともにアナリストの予想を上回りました。来期、年度のガイダンスもアナリストの予想を上回りました。コロナ環境下でも売上が前年同月比で+26.1%。株価はアフターマケットで+10%。翌日の終値は+12.54%。
AMDの今後の見通し
中短期で成長が見込める会社だと思います。インテルの自滅によりインテルとの相対的な性能差が広がっているため、今後1-2年、インテルのシェアを奪いながら、良好な決算を出せる可能性が高いと思います。
中長期での懸念点
ARMベースのCPUに関する質問がカンファレンスコールでありましたが、CEOの返答を聞く限り、ARMベースのCPUに対して特になんの対抗策も考えていないようでした。アップルがx86ベースのCPU(インテル、AMDはx86ベース)からARMベースのCPU(Apple Silicon)に移行し始めており、データセンターにも同様の動きが起こっています(例えばAWS Gravition、孫さんもSBGの株主総会で話していました)。最近、スーパーコンピューターランキングでトップになった日本のスーパーコンピューター富岳もARMベースです。私の予想ではx86ベースのCPUはARMベースのCPUにシェアを奪われていくと考えており、その対抗策を考えてないとすると中長期ではそのあたりが問題になってくるかもしれません。
参考文献
AMDのIRサイト
https://ir.amd.com/news-releases/news-release-details/amd-reports-second-quarter-2020-financial-results
コメントを残す